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topics 書家祥洲 朝日新聞 あいあいAI京都 第一面インタビュー特集掲載
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「古典と現代」同時に存在

彼の作品を一言で説明するのは難しい。
伝統書から現代アート、コンピューターを駆使したデジタル作品から
アナログ的な街の看板まで、幅広い分野で活躍する。
共通するのは「墨」。
墨自体、作品に合わせ、独自に煤(すす)を調合し、
自分の手で練り上げる。

(略)

最近話題となっている作品の一つに、
墨の材質を生かして作られたギターがある。
山岸潤史、渡辺香津美といった
有名ギタリストのモデルを制作した。
昔からエリック・クラプトンの大ファンという
祥洲さんにとって、ギターは書道と同じくらい身近なもの。
「音楽のような自由さが書道の世界にはなかったから」。
それが伝統的書道界を退く理由の一つだった。
伝統を貫くことは大切だが、
書道が受け継ぐ伝統とは「形」が多い。
それは教える先生のお手本で、いわばものまねを
することで受け継がれていく。
「もちろん伝統的な世界にじっくり身を置くことで、
いろんなことが勉強できたし、あの修業時代は今はありがたい」

自由なことがしたい。だからといって勉強をやめたわけではない。
一生勉強なのだ。
「ちょっと勉強したからって書道4千年の歴史を
背負えるわけないでしょう」。
そういいつつも、中国で開かれた書道の国際展で
グランプリ受賞という快挙も収めている。
伝統的な古典書道の実力も健在なところがなんともにくい。

(略)

「古典と現代」「アナログとデジタル」
「厳格と寛容」、一見相反するものが同時に存在する、
それが祥洲さんなのだ。
その作品も、そして彼の生き方も。

文: 鈴木麻里子 写真: 廣瀬 駿

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